LIFE LOG(八ヶ岳南麓から風は吹く)

八ヶ岳南麓から風は吹く

大手ゼネコンの研究職を辞めてから23年、山梨県北杜市で農業を営む74歳の発信です/「本題:『持続可能な未来、こう築く』

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

9.1 新しい選挙制度 ——————————その2               

9.1 新しい選挙制度 ———————————— その2 では、その新選挙制度はどのような流れによって構成されるか。 ここでは、それを、試案として、新時代を考えるという意味で、第8章にて論じてきた「新国家」の場合について考えてみようと思う。それは大統領制を…

9.1 新しい選挙制度  —————————— その1

9.1 新しい選挙制度 ————————————— その1 日本では、政治家になるためには、また政治家であり続けるためには、「カネ」がかかりすぎるのである。それは戦後から今日までずっとそうだった。それも特に公明党や共産党といった組織で選挙に臨む政党を除いて…

第8章 創建を目ざす国家の「理念」・「目的」・「形」

第8章 創建を目ざす国家の「理念」・「目的」・「形」 この国は、明治維新以来これまで、「殖産興業」・「富国強兵」という公式の国策の下で、戦後は「果てしなき経済発展」・「工業生産力の果てしなき増大」を公式にではなく暗黙の国策としてきた。そして…

はじめに ——— 今のままでは、早晩、日本はもちろん世界人類も生きてはいかれなくなるという私の危機感が本書を書かせた

itetsuo.hatenablog.com できたら紙の本にしたいと思い、タイトルを「持続可能な未来、こう築く」として書き溜めてきた原稿を、私の息子の手を借りて、これまで私は30数回にわたって公開してきました。 単行本にしようとしたその内容は《第1部》と《第2…

7.6「人類存続可能条件」が私たちに要求する生き方とは何か。そしてそれを私たちはどうしたら受け入れられるか

スエーデンの若干16歳の環境活動家グレタ・トウーンベリさんに触発されて、2019年、数百万人の若者が世界の路上や広場を埋め尽くしました。止まらない地球の温暖化に因る気候変動に危機感を抱いたがためです。それも、あらゆる手段を尽くして、既存の…

7.5 生物としての「ヒト」と社会的存在としての「人間」

今、世界では、特に先進国になればなるほど、人々は、「人間の疎外化」という状況が深まる中に置かれています(7.4節)。疎外化、それは、人間が、それぞれ、統一的、全体的視野が失われて一面化あるいは断片化し、互いの関係がバラバラになる孤立化を招…

7.4 便利さ・快適さを追い求めることが意味するもの————————その2

7.4 便利さ・快適さを追い求めることが意味するもの ————————「その2」 これは「その1」に続くものです。 7.4 便利さ・快適さを追い求めることが意味するもの ————————「その2」 これは「その1」に続くものです。 ⅵ.AI(人工知能) AIは正に、今…