LIFE LOG(八ヶ岳南麓から風は吹く)

八ヶ岳南麓から風は吹く

大手ゼネコンの研究職を辞めてから23年、山梨県北杜市で農業を営む74歳の発信です/「本題:『持続可能な未来、こう築く』

15.4 世界の平和と安定の保障のための提言 ————(その1)

15.4 世界の平和と安定の保障のための提言 ————(その1) 前節では、日本にとっての真の安全保障のあり方について、私なりの提案をして来た。 安全保障と言うと、普通、諸外国でも、国と国との関係における国防というような意味で取られがちであるが、…

15.3 これからの日本という国にとっての安全保障とはどういうことと考えるべきか

15.3 これからの日本という国にとっての安全保障とはどういうことと考えるべきか 安全保障とは、辞書を引くと、「外部からの侵略に対して国家および国民の安全を保障すること」とある(広辞苑第六版)。そして「保障」とは、「侵されたり、損なわれたり…

15.2 この国を真の独立国とする

15.2 この国を真の独立国とする 一国が独立しているとは、あるいはその国が独立国であるとは、その国が、対外的に、あらゆる面で主権を堅持できている場合をいう。その主権とは、「その国家自身の意思によるほか、他国の支配に服さない統治権力」のこと…

第15章 「日本」国の真の独立と国際貢献

第15章 「日本」国の真の独立と国際貢献 本書の全体構成の中の基礎編である《第1部》で述べて来たことは、すべて、私の二つの大きな危機認識 ———— 一つは、私たちの国日本は総体として、世界の中でも最も脆弱な国となってしまっているのではないか、した…

14.5 本物の政治家による三種の指導原理に依拠する本物の政府の新組織づくり

14.5 本物の政治家による三種の指導原理に依拠する本物の政府の新組織づくり では、既述の「本物の政府」は誰がどう作ったらいいのであろう。その場合、どのような考え方を基準にして、あるいは土台にして作っていったらいいのだろう。 そしてどのような…

第14章 新生日本国建設に着手する前に解決させておくべき喫緊の課題とその着手手順

この章から、公開内容は、拙著の第3部に入ります。 そしてそこでは、いよいよ、この日本という国を、拙著の副題にあるような、国民の一人ひとりが心から誇りに思える国、国民一人ひとりの生命と自由と財産が最優先で守られる統治体制を整えた本物の国家とい…

2.5 所属府省庁の権益拡大と自己の保身のためには憲法も民主主義も無視する官僚、そしてその官僚に隷従する地方の役人——————(その2)

今回は、前回の続きです。 2.5 所属府省庁の権益拡大と自己の保身のためには憲法も民主主義も無視する官僚、そしてその官僚に隷従する地方の役人——————(その2) 次に3.について。 以下に示す実例は、私自身が直接見聞きしたことである。 それは、国土…

2.5 所属府省庁の権益拡大と自己の保身のためには憲法も民主主義も無視する官僚、そしてその官僚に隷従する地方の役人——————(その1)

今回も、これまで未公開のままで来た節を公開します。 2.5 所属府省庁の権益拡大と自己の保身のためには憲法も民主主義も無視する官僚、そしてその官僚に隷従する地方の役人——————(その1) 官僚を含む広義の役人とはどのような役割と使命を担った社会的…

7.7 すべての国家的・公共的事業を興し進めるときの原則

今回も、これまで未公開のままで来た節を公開します。 7.7 すべての国家的・公共的事業を興し進めるときの原則 これまで「国家」とは何かについては、重複を厭わずに、2.5節と7.2節において論じてきた。特に7.2節では、未だ本物の国家とはなり得…

7.2 日本という国を本物の「国家」とするために

今回も、これまで未公開のままできた節を公開します。 7.2 日本という国を本物の「国家」とするために 「日本という国を本物の『国家』とする」、これは拙著の副題としても掲げた重要主題である。 では、なぜ私たち日本国民はこのことを真剣に考えねばな…

7.3 社会(≠国家)が「安定」しているとはどういうことか

今回も、これまで、未公開のままできた節について、公開します。 7.3 社会(≠国家)が「安定」しているとはどういうことか 政治家、とくに安倍晋三などは“平和と安定”とか、“政治の安定”いう言葉を決まり文句のようによく使う。 しかし彼は、その「安定」…

10.6 文部科学省を廃止する

今回は、今まで公開してきた章のうちで、未公開のままにしてきた節のいくつかを発信してゆこうと思います。それが拙著「持続可能な未来、こう築く」の中のどの部分に当たるかということについては、2020年8月3日に公開した同著の「目次」をご覧いただ…

13.14 官僚制と官僚組織      ————————(その2)

13.14 官僚制と官僚組織 ————————(その2) 2.官僚は何故こうなったか————その歴史的経緯 では、現行の官僚たちはなぜこうも国民に対して傲慢で狡猾非情で醜悪な人間となったのか。 私は、そのきっかけは何も今に始まったことではなく、明治維新にそ…

13.14 官僚制と官僚組織      ————————(その1)

13.14 官僚制と官僚組織 ————————(その1) 官僚制とは一般に「専門化・ヒエラルヒー化された職務体系、明確な権限の委任、文書による事務処理、規則による職務の配分といった諸原則を特色とする組織・管理の体系」(広辞苑第六版)とされ、そしてその…

13.9 外交

13.9 外交 これからの「環境時代」における日本の外交はどうあるべきだろうか。そしてその外交とは、特にどういうことに力点を置いてなされてゆくべきなのだろうか。 その場合、先ず明らかに言えることは、日本の外交は、これまでのような、常にアメリカ…

13.8 国防と国土の安全確保

お断り: 前回は、13.8節については、途中で終わり、続きについては「なお、都合により、以下は次回に回させていただきたいと思います。」として来ました。 しかし、実はその時点でも、私の頭の中では本節をどのようにまとめ上げるかについての方針は立…

13.8 国防と国土の安全

13.8 国防と国土の安全 日本は今、国として安全か、そしてこれからも安全か、ということについてはすでに拙著の随所にて、いろいろな観点から、私なりに思うところを述べてきた。 その結論は、いずれの面をとってみても共通に言えることであるが、それを…

13.7 教育と福祉と社会保障

13.7 教育と福祉と社会保障 本節で提言する内容は、対外的安全保障のみならず、これからの日本のあらゆる意味での安全保障の土台を考え、この国の健全な存続を考える上で、私は決定的に重要なことであると考えるのである。 しかし、その内容を実現するに…

13.6 文化としての技術・芸術・芸能・工芸の振興とその担い手の 国家による持続的育成制度

13.6 文化としての技術・芸術・芸能・工芸の振興とその担い手の 国家による持続的育成制度 本節では、次の筋道に従って私の論を進めてゆきます。 ⑴ 文化とは何か。 文化とは、ある人によって見出され行われている生活様式がその地域の人々の暮らしの様式…

13.13 立法と行政と司法

今回も前回と同じく第13章についてですが、そのうちの第13節について、私の見解を述べます。 13.13 立法と行政と司法 本節においては、日本国の中央での立法と行政と司法の関係、すなわち国会と中央政府と最高裁判所を含む裁判所一般の関係について…

13.10 通貨

本来ならば、今回は、先に2020年8月3日に公開した拙著「持続可能な未来、こう築く」の目次に沿って、これまでの続きとして、13.6節あるいはそれ以下を掲載すべきなのですが、未だそれらは手を加え続けている関係上、今回は、それらを飛び越して、…

13.5 科学と技術

13.5 科学と技術 これまで「ハイテク」すなわちHigh Technologyと言われて来た技術とは、その実、どれも、例外なく、限りなく高速化され、大容量化されながら小型化されたコンピューターに全面的に依存したメカニズムとシステムを持った技術のことだった…

13.4 居住形態

13.4 居住形態 本章では、「三種の指導原理」に基礎を置く、国家としての主要な仕組みの具体的な姿について考えようとしているのであるが、果たしてその際、居住形態ということについてまで考えることが妥当であるかどうかについては私は正直言って迷う…

13.3 エネルギー

13.3 エネルギー 「環境時代」におけるこの国のエネルギーに関するしくみの具体的な姿として、私の考えるそれについては、既に11.5節にて詳述して来ましたし、13.1節の最後の方でも若干言及してきたとおりである。 とにかく、このエネルギーとい…

13.1 農村と都市

第13章 「三種の指導原理」に基礎を置く国家の主たるしくみの具体的な姿 —————「真の」公共事業との関連の中で実現させて行く ここからは、既述の第8章を受けて、環境時代にふさわしい新国家において、その新国家を成り立たせる社会的な主たる仕組みや制…

12.5 税金の使途と使われるべき優先順位

これは著者(生駒)の稲田です。農薬も化学肥料も全く用いずに有機肥料のみで育てた稲です。 ご覧の通り、それでも、農薬や化学肥料を使った周囲の稲田と比べて、遜色のない稲を育てられるのです。収穫も間近です。 12.5 税金の使途と使われるべき優先順…

12.4 自決権を持つ地域連合体内の人々の暮らしを支える租税の枠組み

12.4 自決権を持つ地域連合体内の人々の暮らしを支える租税の枠組み 本章では、これまで、私は次のような問題意識を持って、税制というものについて考察して来た。 ①そもそも人が他人の所有する金であれ物であれ、その全部または一部を取り上げたり、他…

12.3 土地の所有権と「三種の指導原理」

12.3 土地の所有権と「三種の指導原理」 (2)土地を所有することの意味 −−− 所有権と義務 では、上記のような意味と特性を持つ土地を所有する、あるいはそれを財産・資産として持つということはどういう意味を持つのであろう。ここに「上記のような」…

12.3 土地の所有権と「三種の指導原理」

12.3 土地の所有権と「三種の指導原理」 (1)土地とは何か とくに日本で税制を考える時、何よりも先んじて考えておかねばならないものとして土地の所有権の問題がある。 しかし、その所有権の問題を考える上でも、土地について、あらかじめ考え、また…

12.2 環境時代の税制の原理と原則、そして租税の設定の理由

12.2 環境時代の税制の原理と原則、そして租税の設定の理由 そもそも人が他人の所有する金であれ物であれ、その全部または一部を取り上げたり、他人の所有する肉体や精神を使役に駆り出したりするということは、それ自体が、合法か否かは別にして、権力…