LIFE LOG(八ヶ岳南麓から風は吹く)

八ヶ岳南麓から風は吹く

大手ゼネコンの研究職を辞めてから23年、山梨県北杜市で農業を営む74歳の発信です/「本題:『持続可能な未来、こう築く』

11.6 多様な職種と「真の」公共事業

11.6 多様な職種と「真の」公共事業 今、経済が低迷し、あるいは行き詰まっている多くの国々では、人々は「雇用の創出あるいは拡大」を求めている。そしてそのことだけが強調され、叫ばれているように私には見える。 一般に、「働く」あるいは「仕事をす…

11.5 地域経済のしくみ————————(その3)

(当農園のキューリとトマト(中玉)) 11.5 地域経済のしくみ————————(その3) 3)生活必需品としての「住」の確保の仕方と分配の仕方について これは、基本的には「食」の確保の仕方と分配の仕方についてと同様にすればいいのである。 しかし具体的…

11.5 地域経済のしくみ————————(その2)

(当農園のトマト(大玉)) 11.5 地域経済のしくみ————————(その2) ところで、共同体としての地域連合体内で「新しい経済」を実現させ実施する際、その理念に照らし合わせてみたとき、生産物の「分配」の面においても、とくに大切にしなくてはならな…

11.5 地域経済のしくみ————————(その1)

11.5 地域経済のしくみ————————(その1) では、経済のグローバル化(世界化)はもはや止め、その経済を国内化させ、さらには地域化させてゆかなくてはならないとした時、あるいは地域化させて行かざるを得ないとなった時、国内化され地域化されたその経…

4.1 本書で用いる主要用語の再定義———(その2)

4.1 本書で用いる主要用語の再定義————————(その2) 「民主主義」: 時代がどのように変わろうとも、民主主義の意味とは次の表現に尽きるし、次の表現のままに誰にも理解され、理解されたその範囲で、自由自在に活用されるべき概念である。 それは、「“…

4.1 本書で用いる主要用語の再定義———(その1)

現在、私は、拙著「持続可能な未来、こう築く」の中の第11章を公開中ですが、そして前回は11.4節を公開しましたが、今回と次回は、やや突飛な感はぬぐえないかもしれませんが、以下の理由により、これまで未公開なままにしてきた第4章の1節、つまり…

11.4 経済の国内化、そしてさらに地域化————————————(その2)

11.4 経済の国内化、そしてさらに地域化——————(その2) これからの日本の経済とそのシステムのありようを考えるときには、私たちは一切の先入観や固定観念を捨てて、今見て来た状況を直視する必要があると私は思う。 それは、文字通り、一人ひとりがデ…

11.4 経済の国内化、そしてさらに地域化————————————(その1)

11.4 経済の国内化、そしてさらに地域化——————(その1) これまで、世界をますます混沌とした状態に落とし入れて来ている原因の一つが資本主義の終焉、つまり資本主義の時代は終わって新しい時代にそぐわなくなっているのに、その存続のためにあがきも…

11.3 農業と工業の本質的な相違—————(その2)

11.3 農業と工業の本質的な相違——————————(その2) 本節の(その1)では、私の体験に基づいて、農業の本質とは何かということを述べて来た。 今回の(その2)では、それに続いて、やはり私の体験に基づいて、私の考える工業の本質について述べてみよ…

11.3 農業と工業の本質的な相違————(その1)

11.3 農業と工業の本質的な相違——————————(その1) 前節では、これまでの経済の定義というか概念は余りにも多くの問題や矛盾を露呈しすぎてきているのでもはや変えられるべきではないかとして、私なりに考える経済の新しい概念を定義し、それについて…

11.2 経済の新概念——————(その2)

11.2 経済の新概念——————————————————(その2) では、近代の経済や経済システムを超える新しい経済あるいは経済システムとは果してどういうものか。 言うまでもなくそれは、「環境時代」(第4章の定義参照)に相応しい「持続可能」な経済であり経済シ…

11.2 経済の新概念———————(その1)

11.2 経済の新概念———————(その1) 人々は頻繁に「経済」という言葉を口にする。メディアも、「経済」という言葉を発しない日はない。そしてその場合、例えばこんな風に用いられる。 “経済を発展させねば”、“経済成長が鈍化した”、“経済制裁を加える”…

11.1 「お金」に支配されてきたこれまでの世界と経済————「その3」

11.1 「お金」に支配されてきたこれまでの世界と経済—「その3」 なお、本節を閉じるに当たり、最後に、これまでのおよそ2、30年間の世界の資本主義経済の主要な流れと、その結果としての現在の世界の経済の状況について、専門家たちはそれをどう観て…

11.1 「お金」に支配されてきたこれまでの世界と経済————「その2」

11.1 「お金」に支配されてきたこれまでの世界と経済—「その2」 ところで、経済関係の専門家はよく、仕事が生み出されて雇用が創出されるためには「経済を刺激し、活性化させる必要がある」とは言うが、そもそも「経済を活性化させる」、あるいは「経済…

11.1 「お金」に支配されてきたこれまでの世界と経済————「その1」

今回から、題名が「持続可能な未来、こう築く」の拙著のいよいよ第11章を公開してゆきます。それは、「《三種の指導原理》に基礎を置く環境時代の『経済』の具体的な姿」についてです。 私は、ここに描いた「経済の具体的な姿」こそ、そこに至るまでには多…

10.5 教育の地域化と教育費の完全無料化

10.5 教育の地域化と教育費の完全無料化 本章のこれまでは、私は、この国の中央政府の中の、先の文部省そしてその看板を架け替えただけの現在の文科省による教育行政とそれに拠る教育の内容について考察してきた。 そしてその結果とは、批判を怖れずに敢…

10.4 教育の中に“自然と遊ぶ”を組み込む

10.4 教育の中に“自然と遊ぶ”を組み込む 前節では、私は、学校教育において、児童生徒に最も重点を置いて教えなくてはならないこと、すなわち学校教育の究極の目的とは何かについて考え、また述べて来た。そこでは、児童生徒一人ひとりが、「人間とは何…

10.3 学校教育の究極の目的------「その2」

10.3 学校教育の究極の目的------「その2」 そこで、本節の最後に、次のことを考え、その延長線上で、“求められる人間像”としての「小中学生」版を考えて終えようと思う。 これに関連しては既に6.1節と2節でも述べて来たが、そちらは「大人」…

10.3 学校教育の究極の目的 ——————「その1」 

10.3 学校教育の究極の目的 ——————「その1」 以下は私の子どもが通っていた高等学校の校則のほんの一部である。 2012年時点でのものである。 1.服装・規則面での確認事項( 部を含めて、そのままを転記する。) ①スカート丈は膝です。基本的に膝…

10.2 日本政府の文部省・文科省の教育は日本を世界に通用し得ない国にしてしまった

10.2 日本政府の文部省・文科省の教育は日本を世界に通用し得ない国にしてしまった 私はTVではBS放送による海外放送局の番組をよく見る。もちろん日本の放送局のも見る。その場合、よく見るのはどちらの場合もニュース番組だ。 そしてそれらを見る度に、…

10.1 国民を信じずまた恐れて、「自由」と「多様性」を教えない政府文科 省の学校教育

今回からいよいよ第10章の「教育」に移って、その内容を順次公開してゆきます。 昨年の8月3日に公開済みの、拙著「持続可能な未来、こう築く」の目次に沿ってゆきます。そちらを確認してみていただければ幸いです。 10.1 国民を信じずまた恐れて、「…

2.4 この国の政治家はなぜ選挙を繰り返す度に政治家としての質をますます低下させてしまうのか

今、この国では、政治家たちがますます自らの役割と使命を果たさなくなってきています。その結果、綱紀が緩み、あるいは乱れています。その政治家たちは、本来、国民のための「シモベ」であるはずの官僚を含む役人一般をコントロールしなくてはならないのに…

6.7 僧侶と神主に求められる使命と責任

6.7 僧侶と神主に求められる使命と責任 自分の親の葬儀を出した時もそうだったし、また自分の兄、親戚、友人、知人そしてお世話になった方々の葬儀に列席あるいは参列させていただいた時もそうだったが———ただしそうした葬儀は、すべて仏式で行われたもの…

6.6 政治ジャーナリストに求められる使命と責任

6.6 政治ジャーナリストに求められる使命と責任 本節では、次の順に問いを発しながら、それに対する私なりの理解に基づく考え方を述べるという形で論を進めようと思う。 ⑴ 政治ジャーナリズムとは何か? ⑵ 政治ジャーナリズムの使命と責任とは何か? ⑶ 日…

6.5 科学者および研究者に求められる使命と責任

6.5 科学者および研究者に求められる使命と責任 科学者および研究者として求められる使命と責任とは何であろうか。 それを考えるに当たっては、やはり、先ずは、もはや過ぎ去った「近代」において、「科学」とは、また「研究」とはどのようなこと、どうす…

6.4 知識人に求められる使命と責任

6.4 知識人に求められる使命と責任 ここで私が言う知識人とはどういう人のことを意味するか、それをまず明らかにし、その上で、その彼らに求められる使命と責任とは何かを考えてみようと思う。 先ず、知識人とは、真実あるいは真理の追究をこそ何よりも大…

6.3 すべての政治家に求められる使命と責任と特別の覚悟

6.3 すべての政治家に求められる使命と責任と特別の覚悟 第6章では、既に述べてきた抽象的な日本国民一般とは別に、政治家、知識人、科学者および研究者、政治ジャーナリスト、そして宗教者といった具体的な職業人あるいは具体的な社会的立場の5種類の…

6.2 これからの日本国民一般にとくに求められる生き方

6.2 これからの日本国民一般にとくに求められる生き方 本節では、第2章の2.2節(2020年8月11日発信 ただし、現在改訂中)、前5章の5.1節(2020年9月13日発信)を教訓とし、さらには前節(6.1節)にて私なりに想定されるとしてキー…

6.1 求められている新しい人間像と新しい国際人像

前回までは、拙著の《第2部》に入って、第8章と第9章について述べてきました。 しかし、今回から7回は、再び《第1部》に戻り、第6章を公開してゆこうと思います。 その章題は「私たち日本国民すべてに求められるこれからの生き方」です。 こうした内容…

9.3 議会を三権分立の原則の上に立つ本物の「言論の府」とするために

9.3 議会を三権分立の原則の上に立つ本物の「言論の府」とするために 私は先ずはじめに次のことを明確にしておきたいと思う。 それは、本節の以下に述べることは、国会においてであれ、都道府県議会そして市町村議会においてであれ、すべての議会に共通し…