LIFE LOG(八ヶ岳南麓から風は吹く)

八ヶ岳南麓から風は吹く

大手ゼネコンの研究職を辞めてから23年、山梨県北杜市で農業を営む74歳の発信です/「本題:『持続可能な未来、こう築く』

13.5 科学と技術

13.5 科学と技術 これまで「ハイテク」すなわちHigh Technologyと言われて来た技術とは、その実、どれも、例外なく、限りなく高速化され、大容量化されながら小型化されたコンピューターに全面的に依存したメカニズムとシステムを持った技術のことだった…

13.4 居住形態

13.4 居住形態 本章では、「三種の指導原理」に基礎を置く、国家としての主要な仕組みの具体的な姿について考えようとしているのであるが、果たしてその際、居住形態ということについてまで考えることが妥当であるかどうかについては私は正直言って迷う…

13.3 エネルギー

13.3 エネルギー 「環境時代」におけるこの国のエネルギーに関するしくみの具体的な姿として、私の考えるそれについては、既に11.5節にて詳述して来ましたし、13.1節の最後の方でも若干言及してきたとおりである。 とにかく、このエネルギーとい…

13.1 農村と都市

第13章 「三種の指導原理」に基礎を置く国家の主たるしくみの具体的な姿 —————「真の」公共事業との関連の中で実現させて行く ここからは、既述の第8章を受けて、環境時代にふさわしい新国家において、その新国家を成り立たせる社会的な主たる仕組みや制…

12.5 税金の使途と使われるべき優先順位

これは著者(生駒)の稲田です。農薬も化学肥料も全く用いずに有機肥料のみで育てた稲です。 ご覧の通り、それでも、農薬や化学肥料を使った周囲の稲田と比べて、遜色のない稲を育てられるのです。収穫も間近です。 12.5 税金の使途と使われるべき優先順…

12.4 自決権を持つ地域連合体内の人々の暮らしを支える租税の枠組み

12.4 自決権を持つ地域連合体内の人々の暮らしを支える租税の枠組み 本章では、これまで、私は次のような問題意識を持って、税制というものについて考察して来た。 ①そもそも人が他人の所有する金であれ物であれ、その全部または一部を取り上げたり、他…

12.3 土地の所有権と「三種の指導原理」

12.3 土地の所有権と「三種の指導原理」 (2)土地を所有することの意味 −−− 所有権と義務 では、上記のような意味と特性を持つ土地を所有する、あるいはそれを財産・資産として持つということはどういう意味を持つのであろう。ここに「上記のような」…

12.3 土地の所有権と「三種の指導原理」

12.3 土地の所有権と「三種の指導原理」 (1)土地とは何か とくに日本で税制を考える時、何よりも先んじて考えておかねばならないものとして土地の所有権の問題がある。 しかし、その所有権の問題を考える上でも、土地について、あらかじめ考え、また…

12.2 環境時代の税制の原理と原則、そして租税の設定の理由

12.2 環境時代の税制の原理と原則、そして租税の設定の理由 そもそも人が他人の所有する金であれ物であれ、その全部または一部を取り上げたり、他人の所有する肉体や精神を使役に駆り出したりするということは、それ自体が、合法か否かは別にして、権力…

12.1 新税制を考える前に私たち国民の全てに求められる覚悟

第12章 環境時代の税制のあり方としくみ 12.1 新税制を考える前に私たち国民の全てに求められる覚悟 現在の市町村であれ、都道府県であれ、また国家−−−ただし、幾度も述べて来たように、この日本は国ではあっても、いまだに真の国家ではない———であれ、…

11.7 地域通貨の導入と全国通貨

11.7 地域通貨の導入と全国通貨 共同体は、都市であれ、集落であれ、またそれが一体となった地域連合体であれ、それらはいずれも「都市と集落の三原則」を満たさなくてはならない。 それは、小規模ながらも、というより小規模であるからこそできる、経済…

11.6 多様な職種と「真の」公共事業

11.6 多様な職種と「真の」公共事業 今、経済が低迷し、あるいは行き詰まっている多くの国々では、人々は「雇用の創出あるいは拡大」を求めている。そしてそのことだけが強調され、叫ばれているように私には見える。 一般に、「働く」あるいは「仕事をす…

11.5 地域経済のしくみ————————(その3)

(当農園のキューリとトマト(中玉)) 11.5 地域経済のしくみ————————(その3) 3)生活必需品としての「住」の確保の仕方と分配の仕方について これは、基本的には「食」の確保の仕方と分配の仕方についてと同様にすればいいのである。 しかし具体的…

11.5 地域経済のしくみ————————(その2)

(当農園のトマト(大玉)) 11.5 地域経済のしくみ————————(その2) ところで、共同体としての地域連合体内で「新しい経済」を実現させ実施する際、その理念に照らし合わせてみたとき、生産物の「分配」の面においても、とくに大切にしなくてはならな…

11.5 地域経済のしくみ————————(その1)

11.5 地域経済のしくみ————————(その1) では、経済のグローバル化(世界化)はもはや止め、その経済を国内化させ、さらには地域化させてゆかなくてはならないとした時、あるいは地域化させて行かざるを得ないとなった時、国内化され地域化されたその経…

4.1 本書で用いる主要用語の再定義———(その2)

4.1 本書で用いる主要用語の再定義————————(その2) 「民主主義」: 時代がどのように変わろうとも、民主主義の意味とは次の表現に尽きるし、次の表現のままに誰にも理解され、理解されたその範囲で、自由自在に活用されるべき概念である。 それは、「“…

4.1 本書で用いる主要用語の再定義———(その1)

現在、私は、拙著「持続可能な未来、こう築く」の中の第11章を公開中ですが、そして前回は11.4節を公開しましたが、今回と次回は、やや突飛な感はぬぐえないかもしれませんが、以下の理由により、これまで未公開なままにしてきた第4章の1節、つまり…

11.4 経済の国内化、そしてさらに地域化————————————(その2)

11.4 経済の国内化、そしてさらに地域化——————(その2) これからの日本の経済とそのシステムのありようを考えるときには、私たちは一切の先入観や固定観念を捨てて、今見て来た状況を直視する必要があると私は思う。 それは、文字通り、一人ひとりがデ…

11.4 経済の国内化、そしてさらに地域化————————————(その1)

11.4 経済の国内化、そしてさらに地域化——————(その1) これまで、世界をますます混沌とした状態に落とし入れて来ている原因の一つが資本主義の終焉、つまり資本主義の時代は終わって新しい時代にそぐわなくなっているのに、その存続のためにあがきも…

11.3 農業と工業の本質的な相違—————(その2)

11.3 農業と工業の本質的な相違——————————(その2) 本節の(その1)では、私の体験に基づいて、農業の本質とは何かということを述べて来た。 今回の(その2)では、それに続いて、やはり私の体験に基づいて、私の考える工業の本質について述べてみよ…

11.3 農業と工業の本質的な相違————(その1)

11.3 農業と工業の本質的な相違——————————(その1) 前節では、これまでの経済の定義というか概念は余りにも多くの問題や矛盾を露呈しすぎてきているのでもはや変えられるべきではないかとして、私なりに考える経済の新しい概念を定義し、それについて…

11.2 経済の新概念——————(その2)

11.2 経済の新概念——————————————————(その2) では、近代の経済や経済システムを超える新しい経済あるいは経済システムとは果してどういうものか。 言うまでもなくそれは、「環境時代」(第4章の定義参照)に相応しい「持続可能」な経済であり経済シ…

11.2 経済の新概念———————(その1)

11.2 経済の新概念———————(その1) 人々は頻繁に「経済」という言葉を口にする。メディアも、「経済」という言葉を発しない日はない。そしてその場合、例えばこんな風に用いられる。 “経済を発展させねば”、“経済成長が鈍化した”、“経済制裁を加える”…

11.1 「お金」に支配されてきたこれまでの世界と経済————「その3」

11.1 「お金」に支配されてきたこれまでの世界と経済—「その3」 なお、本節を閉じるに当たり、最後に、これまでのおよそ2、30年間の世界の資本主義経済の主要な流れと、その結果としての現在の世界の経済の状況について、専門家たちはそれをどう観て…

11.1 「お金」に支配されてきたこれまでの世界と経済————「その2」

11.1 「お金」に支配されてきたこれまでの世界と経済—「その2」 ところで、経済関係の専門家はよく、仕事が生み出されて雇用が創出されるためには「経済を刺激し、活性化させる必要がある」とは言うが、そもそも「経済を活性化させる」、あるいは「経済…

11.1 「お金」に支配されてきたこれまでの世界と経済————「その1」

今回から、題名が「持続可能な未来、こう築く」の拙著のいよいよ第11章を公開してゆきます。それは、「《三種の指導原理》に基礎を置く環境時代の『経済』の具体的な姿」についてです。 私は、ここに描いた「経済の具体的な姿」こそ、そこに至るまでには多…

10.5 教育の地域化と教育費の完全無料化

10.5 教育の地域化と教育費の完全無料化 本章のこれまでは、私は、この国の中央政府の中の、先の文部省そしてその看板を架け替えただけの現在の文科省による教育行政とそれに拠る教育の内容について考察してきた。 そしてその結果とは、批判を怖れずに敢…

10.4 教育の中に“自然と遊ぶ”を組み込む

10.4 教育の中に“自然と遊ぶ”を組み込む 前節では、私は、学校教育において、児童生徒に最も重点を置いて教えなくてはならないこと、すなわち学校教育の究極の目的とは何かについて考え、また述べて来た。そこでは、児童生徒一人ひとりが、「人間とは何…

10.3 学校教育の究極の目的------「その2」

10.3 学校教育の究極の目的------「その2」 そこで、本節の最後に、次のことを考え、その延長線上で、“求められる人間像”としての「小中学生」版を考えて終えようと思う。 これに関連しては既に6.1節と2節でも述べて来たが、そちらは「大人」…

10.3 学校教育の究極の目的 ——————「その1」 

10.3 学校教育の究極の目的 ——————「その1」 以下は私の子どもが通っていた高等学校の校則のほんの一部である。 2012年時点でのものである。 1.服装・規則面での確認事項( 部を含めて、そのままを転記する。) ①スカート丈は膝です。基本的に膝…